夢をカタチにする

私が見た、感じた、理解した日本は

HONG VAN

HONG VAN

生活と環境

日本って路上にゴミがないのは本当?

日本に来てあっという間に三年間が経った。来日して、初めての印象は街がきれいなところだった。路上にはごみがなく、川は綺麗で、すべてがきちんと整頓されていた。まず、驚いたのはゴミ箱が設置していないのにゴミが一個もない。ベトナムで路上や発着場などゴミ箱を設置してもゴミを散らかって見た目が良く無い。日本では公園などでお弁当などを食べた後、必ずゴミをきちんと片付け、持ち帰るからだ。その他、自転車を勝手に止めておくのではなく、規定されたところに置く。そのことから日本人が環境を大切にし、ルールを守ることがよく分かる。もちろん、駐車違反したら自転車が押収の対象になり、道に駐車違反の紙を貼られる(笑笑)

日本人の生活習慣

初対面の人に会うときは、握手ではなくお辞儀をする。日本人の最初の印象は冷たく他人に対して無関心である様に感じられたが、一旦、話したら、優しいと実感した。学校の先生とか、銀行の職員とか、バスの運転手とか、店の店員など、みんな優しくしてくれる。何か分からないところがあったら、詳しく説明してくれるし、今も時々、書類の手続きする際に分からない事や漢字などもきちんと調べて書いてくれることもある。アルバイト先の介護施設で同僚の友人が皆、本当に優しくいつもヴァンちゃんと呼んでくれて、いろんな事を体験させてもらいホントに嬉しく幸せ極まりない毎日の生活を送っている。

日本人の話し方について

日本人は自分の考えを人前ではっきり言わない、建前の話し方だという。日本人は何を考えているのかよく分からない、私はいまだに、どっちだろうと思ってしまう。日本語を使う日常生活の中には色々な曖昧な言葉があり迷ってしまう。

 

例えば、

「結構です。」「いいです。」

肯定、否定どちらの意味にもなるからだ。

 

そして、

コンビニで800円の買い物をして千円を支払った場合、

「千円からお預かりします」とよく言われるが、

千円からということは、本来の意味としては、もっと払わなければならない、

ということになる。

 

ある日、

ベトナムのフォーを作って同僚に食べさして

「味どうですか」と聞いた時

「全然美味しい」と言われた。

その瞬間、一瞬美味しくないなのかと思いちゃう。

日本の生活の忙しさ

今、専門学校に通いながら介護のアルバイトしています。毎日宿題が一杯やらないといけないし、また国試に向けの問題集もたくさん出ています。先生たちが抜き打ちテストを行い点数が低い学生に対しては黒板の最前列に座るようになり、また最も宿題出される。最近、急に担任の先生が呼ばれ、先生たちの推薦で私がJASSO奨学金をもらわれることのお知らせを下さった。信じられない嬉しかった。

最後は、これからも日本で生活をして日本の文化や習慣に慣れ、曖昧な言葉や考え方など、もっと理解し日本で楽しく生活をおくりたいです。

 

(農家の一日体験)